お疲れ様です。
また、久しぶりになりました。
今日は、ベーシックカットについて…
最近の若い美容師さんは、ベーシックカットのことをどう思ってるんかな?
ま、切り方の練習ぐらいにしか思ってないんだろうな…
本当は、チョー重要なことですけどね。
自分なりのカット理論を確立するための原点。
知ってるか知ってないかで大違いです。
例えば、ワンレングスを切るとしても、どんなスライスで切るのか。
スライスはダッカールではなくコームでとる。
それらはナゼなのかを自分で考えてみることが大切なんです。
「本にそうのってるから」でもいいですが、納得いきますか?
人のマネからいろいろ実験して検証する。
それが、ベーシックカットです。
パターン化されたスタイルはベーシックではなく定番スタイルです。
「なんで、なぜ、どうして、どうなってるねん?」
と言う問いに、答えられるよう勉強し、身につけた技術がベーシックなんですよ。
ハサミやコームの持ち方でも、なんで、そう持つのか考えたことがありますか?
親指や小指に意識したことがありますか?
ちっちゃなことですが、大切かも知れませんよ…
自分のやりたいスタイルが短時間でできる人は、それなりのベーシックがあるからです。
ブラントカットの場合、数ミリの違いが大きくスタイルを変えます。
シェープの仕方やパネルの持ち方も重要ですよね。
骨格、毛質、毛流を読む。
姿勢の重心を意識する。
角度のイメージは時計をイメージする。
ベーシックをしっかり学べば、髪が「ここ切って」って聞こえるようになりますよ。
もっと上手になりたいから今だにベーシックを深めてますよ。
満足したらそこで成長は止まります。
「セニングシザーでなんでもできる」って言うのも悲しすぎます…
ダイヤモンドもカットの仕方で輝きが変わります。
ヘアカットも同じだと思います。
ベーシックを深めていきましょう。
ありがとうございました。